近年、住宅の資産価値維持や既存住宅市場の活性化への関心が高まる中で、「住宅点検マイスター認定講座」が注目を集めています。木造住宅の適切な点検・維持管理スキルを体系的に学べる講座として、住宅業界経験者だけでなく未経験者からも人気が急上昇しています。
こうした背景を踏まえ、住宅の“立地”に着目して災害リスクを読み解き、具体的な防災提案につなげる新しい専門スキルを学べる講座として、「立地防災アドバイザー講座」が開講されました。
本記事では、講座の概要や学べる内容、資格としての特徴についてご紹介します。
■ 立地防災アドバイザーとは
立地防災アドバイザーとは、公開されている地図情報やハザードマップなどを活用し、住宅が建つ場所ごとの災害リスクを読み解く専門家です。
そして、そのリスクに応じて、住まい方や備え、避難の必要性などを具体的にアドバイスできる人材を指します。
「土地の声を、聴ける人になる。」
そんなコンセプトのもと、家族と未来を守る新しい防災の専門スキルとして位置づけられています。
■ 講座の目的と活用分野
本講座は、さまざまな実務分野での活用を想定しています。
● 建築関係の方
- 耐震性に加え、立地リスクを考慮した住宅提案
- 防災視点を取り入れた設計・間取り提案
- 顧客満足度と差別化の向上
● 不動産関係の方
- 立地ごとの災害リスク説明と提案力の向上
- 防災相談を通じた付加価値の創出
- 低リスク立地を活かした物件価値向上
● 防災・地域リーダーの方
- 地形・地歴に基づくリスク判断の基礎習得
- 地域特性に応じた備えの提案力強化
- 災害時の初動対応力の向上と地域貢献
■ 講座概要(オンライン受講・Zoom)
本講座はZoomを活用したオンライン形式で実施され、半日で完結する実践型プログラムです。
- 受講料:26,400円(税込・認定料込み)
- 受講時間:13:00〜17:00(講義+Web試験)
- 資格有効期限:3年間(更新制度あり)
- 受講対象:どなたでも受講可能
- 定員・受講条件:なし
■ 講座内容
講座では、以下のような実践的な内容を学びます。
- 立地の災害リスクと備えの基本
- 災害の種類とハザードマップの活用方法
- リスク把握に役立つツールと診断手法
- 立地条件に応じた具体的な備えの考え方
- Web試験による理解度チェック
■ この講座で得られるポイント
本講座を受講することで、以下のようなスキルと価値が得られます。
- 立地に応じた防災提案ができる実務スキルの習得
- ハザードマップを超えた総合的なリスク理解
- 不動産・建築業務での差別化
- 地域防災や初動対応への応用力
オンライン完結型でありながら、実務に直結する内容が特徴です。
■ 資格の更新について
本資格は取得後3年ごとに更新研修を受講する制度となっています。
更新時には、立地防災に関する最新の知見を学び、実務的な知識をアップデートしていきます。
※2029年以降、詳細案内予定
■ 講師紹介

講師は「地盤災害ドクター」として知られる、横山芳春氏。
早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了後、国立研究機関や地盤解析会社などを経て、住宅地盤や災害リスク評価の分野で実務・研究の両面から活動しています。
熊本地震をはじめとする国内外の被災地での調査や、微動探査技術の普及にも携わり、地震を中心とした災害リスクの可視化と住宅防災の実用化に取り組んでいます。
■ 今後の受講形態について
本講座は2026年7月よりオンデマンド講座へ移行予定です。
より柔軟に学習できる環境が整備され、受講しやすさがさらに向上します。
■ まとめ
「立地防災アドバイザー講座」は、住宅の“場所”という視点から災害リスクを読み解き、実践的な防災提案へとつなげる新しい学びの場です。
建築・不動産・防災の各分野において、これからの時代に求められる“立地リスクを説明できる力”を身につけることができます。














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