定期点検業務を始めたい企業様へ|まず最初に考えるべきこと
「定期点検を始めてみたいが、何から手を付ければいいのかわからない」
「社内に住宅に詳しい人材がいない」
住宅会社様から、このようなご相談をいただくことは少なくありません。
人材の課題はもちろん重要ですが、まず最初に取り組むべきは“目的の明確化”です。
定期点検を始める目的を明確にする
定期点検を導入する目的は企業によって異なります。代表的なものとしては以下が挙げられます。
- 引渡し後のお客様満足度向上のため
- 小規模修繕からのリフォーム売上アップ
- 新築事業における紹介・リピート獲得のため
このように目的によって、点検の設計や運用方法も大きく変わります。
そのため、まずは「自社はなぜ定期点検を行うのか」を明確にすることが重要です。
定期点検は今や“必須サービス”
定期点検は法的な義務ではありません。
しかし、多くの住宅会社が自社サービスとして導入しており、今では顧客満足度向上のための必須サービスになりつつあります。
一般的な点検タイミングは以下の通りです。
- 1年点検
- 2年点検
- 5年点検
これらのタイミングで住宅の劣化や不具合をチェックし、早期対応することで大きなトラブルを防ぎます。
点検時に発生する“アフター対応”が重要
定期点検の現場では、軽微な補修が発生することがよくあります。代表的な例としては以下の通りです。
- クロスの剥がれ補修
- 建具の調整
- 床鳴りの対応
また、水回り(トイレ・キッチン・浴室)の簡単なメンテナンス対応も非常に喜ばれます。
この「その場で対応できるかどうか」が、お客様満足度を大きく左右します。
技術力よりも重要なのは“対応力”
意外に思われるかもしれませんが、定期点検において最も重要なのは技術力だけではありません。
むしろ重要なのはお客様対応力・説明力です。
実際に、クレームの多くは施工不良そのものよりも、訪問時の対応に起因するケースが多く見られます。
特に重要なポイントは以下の通りです。
- 不具合の原因や対応方法をわかりやすく説明する力
- お客様の不安に寄り添い、共感する姿勢
- 信頼関係を築くコミュニケーション能力
また、「訪問時間の遅れ」や「早すぎる訪問」など、些細な対応でもクレームにつながることがあります。
まとめ|定期点検は“人”で決まる業務
結論として、定期点検業務は高度な技術よりも、お客様対応力のある人材がいるかどうかが成功の鍵となります。
そのため、適切な教育と仕組みがあれば、未経験からでも十分にスタート可能な業務です。
当協会では
木造住宅の適切な点検・維持管理技術を実践的に学べる、住宅点検マイスター認定講座をご用意しております。
・オンデマンド形式でいつでも受講できる基礎講座
・点検技術の実習とお客様とのコミュニケーションを学べる実技講座(認定証発行あり)
住宅の品質維持や長寿命化が求められる中、現場で活かせる実務力の向上に役立つ内容となっています。住宅点検の専門知識を体系的に学べる講座として、さらなるスキルアップを目指す方々のご参加をお待ちしております。
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